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On Birds と Around Birds だって。 [ブリタニー]

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<ここから記事本文です>

今日は朝の通勤時間帯に土砂降りだったオーエギ地方です。昼前には小降りになり、午後から晴れてきたけれど、な~んか気分が乗らず、散歩は夕方だけでした。

だって、昨日は久しぶりに2匹連れて、夕方、野津田公園に行ったら、婆ちゃん全く歩かないどころかほとんど立ってられなくて、抱っこ抱っこでくたびれたところへ、途中から雨が降ってきて帰宅。

エギの散歩が中途半端になったな~と思ってたら、家に着くと雨は止んでいて、それじゃぁと町内散歩に出たら、またまた途中から降られて、傘をさしながらの散歩で気分までくたびれちゃったのです。

だから、今日は屋外作業はうっちゃって、朝からインドア生活エンジョイ!(^^ゞ

で、午前中ブリタニーのトレーニング関連記事を読み漁っていたので、触発されて、最近のエギの訓練事情など書いてみようと思い立ちました。

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エギが我が家にやってきたのが1年と10日前、月齢3か月半のきゃぴきゃぴパピーでしたが、あっという間に青年になっちゃいました。う~ん、大型・超大型と比べるからなのか、エギがわりとませてるのか、オーギュスたちが1歳4か月の頃より大人だな~というのが率直な感想です。

まぁメスに比べたらオツムの発育はゆっくり(=ガキ!)なんだろうけど、それでも子供っぽさというか、あどけなさがずい分抜けたように感じます。

聞き分けはまぁまぁなんだけど、使い分けというか、お行儀の良さは時と相手によりけり??その分、トレーニングのし甲斐はあるのかも。( ̄▽ ̄;)

以前記事にした通りオーパパのしつけ教室受講は3回ほどで頓挫(去年の夏前に!)、秋からはママのハンドリングで続行することになったものの、10月末の骨折でまたしても頓挫、年が明けてほぼ普通に散歩したり走り回ったりできるようになって2月からスクールでレッスンを受け始めました。

そうはいってもオードリーにますます手がかかるようになってきて、3月ごろからはなんとな~く一人になるのが心細い様子なため、学校にいってレッスン受けるのはパパが在宅の日のみなので、先生のスケジュールとの兼ね合いもあって、2月・3月・4月各1回というペースです。オーパパと大差ないか?(^^ゞ

でもね、日々の練習は毎日ちょこっとずつやってます。これまたオーちゃんの留守番許容時間が更に短くなって1時間半くらいなため、午前中の散歩途中でトータル30分くらい(残り1時間は鳥を探しながら5キロほど歩きます)、夕方は公園で子供たちが遊んでいるので、状況によってやったりやらなかったり、という感じです。

でもでも~積み重ねは偉大です。かな~り様になって来てます。私がいうのもなんですが、パパと学校に通いだしたころと比べたら、すっごい進歩です。!(^^)!

何がって、えぇ、「普通の犬」みたいにオヤツやオモチャ使って、まともに練習できるようになりました!

それって声を大にして言うほどのことじゃないだろうって?

えぇ、そうなんですけど、1年前を振り返ったら、信じられないくらい「普通」になったわけでして・・・

当初は、視界に鳥(のみならず、あらゆる飛翔体+動くモノ)が入ってきたら、即、ぶっ飛ぶわ、ポイント態勢に入って他の事物はまったく眼中になくなるわで、オヤツもオモチャも一切出る幕無しだったのが、今じゃ、鳥がさえずっていても、練習してるグランドで鳩がウロウロしていても、「エギ~!」と呼べばやってきて、特製レバージャーキーなんかをチラつかせようものなら「はい、何でもやります!」って見上げてきます。

もちろん、鳥と一緒の時の集中度はまだまだですけど、顔を上げての脚側行進がだいぶ続くようになりました。

ま、こうなったのはつい先日、3月の下旬くらいからですけどね。^^;

<練習中はカメラ構えられないから遊んでる時の動画!>(音量注意)

それまでは、鳥に勝つためには(爆)ママがサーキットトレーニング並みの激しい動きでエギを引き付け、気を散らす隙を与えないようにしなきゃなりませんでしたから、5分もするとママくたくたで一休み、そうするとエギは鳥に没頭、再度集中させるにはまた最初からやり直しということの繰り返しでした。

それが近頃は、練習場所にしてるグランドに着いて、ロングリード出して、オヤツとボールをポケットに忍ばせ、「エギ~!」と呼んでやってきたらオヤツあげて、そのまま「アト」で脚側につけて練習開始です。

もちろん練習メニューや時間はその日のエギの状態をみて、テンション上がる内容だったり、クールダウンする内容だったりですけど、鳥さんとのコミュニケーションタイム(?!)も含めて、エギがハッピーな状態を保ちつつ、ママも息切れせずに練習できるようになりました。

今のところ、何をするか(訓練競技とかアジリティとか救助犬訓練とかフィールドトライアル等々?)を具体的にイメージしていないこともあって、エギが鳥よりママとのコミュニケーションを優先してくれるのを目標にひたすら基礎訓練してるだけなので、「今日はこれをやらなくちゃ」的プレッシャーがないからか、単に、エギと楽しく過ごせればいいや~な時間ですけどね。

4月14日のレッスンでは、「餌付け(笑)が概ね完了したようなので、少しずつオヤツへの依存を減らしていきましょうか」という話になって、例えば、脚側の時のオヤツの位置を鼻先から徐々に離すとか、「アト」や「見て」ですぐ注目する、そしてアイコンタクトの持続時間を延ばしていく、といったアドバイスを頂きました。

極ごく当たり前の方法ですね。

オヤツを持つ手を鼻先からどのくらい離すか、オヤツをあげる間隔をどれくらいあけるか、そして、どこら辺が現時点のエギの集中力の限界かを見極めながらタイミングよく褒める(=オヤツをあげる)、犬を注意深く観察してエギとママの息を合わせていくだけの時間です。

だけどね、オーママ、こういうのが好きなのよね。特に形に現れるような成果が見えなくてもいいの。観察に基づいて自分が立てた予測に犬がどれだけハマるか、それを確認しながら、さて次はどうしようかな~って考えるのが楽しいんだな。(*^▽^*)

だからレッスンも月1回くらいが丁度いいのかも。

オードリーのパピトレ時代なんて、最初は週2回もレッスン受けてたし、ギュスでさえ週1は通ってたこと思うと、なんとものんびりしていますけど、諸々の事情を考慮したら、これくらいの方が気楽でいいみいたい。

少し犬とコミュニケーションがとれるようになってくると、ついついアレやってみたい、コレもいいな~なんて欲が出てくるけれど、当面は婆ちゃんのお世話もあるから、秋ぐらいまでは今のペースで行くのかも。

<先日初めて滑り下りた滑り台、今じゃ余裕?!>(音量注意)

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そうそう、お題の『On Birds と Around Birds』ですが、ポインティングドッグのとある情報サイトに載っていた記事のタイトルです。筆者は40年近くブリタニーと暮らしていて、20年ほど前からブリーディングやトレーニングもしている方だそうです。

で、彼女が言うには、ブリタニーを訓練する場合、On Birds と Around Birds によって犬の興奮をコントロールしながらトレーニングすると、犬がハッピーに練習できるのだと。

彼女の言う、On Birds というのは犬が嗅覚で鳥の存在を知覚している状態(=捜索モード?)でかなり興奮してる状況、Around Birds というのは犬が視覚(と聴覚も?)で鳥の存在を知覚している状態でわりと冷静な状況、らしいです。

犬がOn Birdsでこちらの言葉が耳に入らないときには、Around Birdsの環境に置いてオビディエンスの練習をしてクールダウンさせる、逆にAround Birdsで練習していて退屈しだしたらOn Birdsにスイッチしてテンション上げてやるといい、のだとか。

鳥の存在を犬のテンションをコントロールする手段として上手に使いしましょう、みたいな感じかな?

この記事に対しては、「OnでもAroundでも鳥がいたら興奮しっぱなしの犬だっているわけだから、基礎コマンドを定着させるには、全く刺激のない環境で始めるのが王道だ」という反対意見をコメントしてる方もいて、それはそれで納得ですが・・・

パピーの間は確かにOnもAroundもないくらい興奮してる犬(エギもそうだったし、オードリーなんてエギの遥かに上行ってました)はけっこういるわけですから、コメントの意見はもっともです。

でもね、今回エギという個性と出会って私がとったアプローチというかスタンスというかは、この興奮しっぱなし状態はいつまでも続かない、興奮“性”は持って生まれたものだから一生変わらないだろうけど、それは成長とともにコントロールできるようになるから、そうなるまではとことん大騒ぎに付き合って、頃合いを見ながら興奮のコントロールを身に着けてもらえばいいや、というものでした。(「興奮のコントロール」と書いちゃったけど、これについてはもう少し掘り下げることがあって、また別の機会に書くかも...)

先ほども書きましたけど、1年前のエギは、視界に入ってくるもの全てに過激に反応していました。鳥のみならず、蝶々や昆虫や飛行機までポイントしたり追いかけたり、そりゃ~忙しくて、飼い主も大変でした。(面白かったけどね。;^ω^)

でも、秋になり虫たちが姿を消し、ポイント対象はほぼ鳥に絞られていき・・・

そしてまた春になって虫たちが復活し、そしたらエギのポイント対象としても復活したかというと、今年はほとんど興味を示さなくなりました。チラっと目の片隅で追うことがあるくらいで、追いかけることはありません。

飛行機もずいぶん前にポイント対象から除外され、今では基本鳥だけです。

鳥の中でも、カラスについては、少し執着が薄らいできています。本来ならば雉やヤマドリとった鳥がブリタニーの猟の対象になるみたいですけど、いかんせんそういう鳥に出会う機会がないまま育っているため、相変わらず、鳩・ヒヨドリ・スズメ・シジュウカラなどに猟欲をそそられています。

といっても、自分の思い通りに事が運ばなくてイライラが募ってくると、見境なく追いかけますけど。(*´Д`)

で、何が言いたいかというと、昆虫の脱皮スケジュールが遺伝子レベルでプログラミングされているのと同じ次元かどうかはわかりませんが、ポインティングドッグたちの関心も、特別な誘導をしなくても月齢によって自然に変化していくらしいということ。

また、ポインティング対象(=獲物)を見つける方法も、視覚偏重から嗅覚優位に移っていくということ。今も視認すれば当然ポイントしますが、捜索段階では視覚にくわえて嗅覚を使っているし、嗅覚に頼る割合が増えつつあります。

で、先ほどの記事ですが・・・

この筆者が念頭に置いているのは、恐らく嗅覚によって鳥を認識することを覚えた月齢に至った犬ではないのかな~ということです。

エギも、7~8か月齢くらいからは嗅覚刺激に反応するケースが見られるようになりました。それと同時に、徐々にポイントすることが減ってきました。今のところ目で確認した時ほどには自信がないのでしょう。更に、視界に飛び込むもの全てが自分の獲物ではないのだという自覚は芽生えてきているので、鳥以外の気配に反応することも減ってくるわけで、最近はめっきりポイントする回数が減りました。

一方で、外へ出ると絶えず鼻を使っているというか、常に探索モードで散歩してる感じで、ひとたび鳥らしき臭いを取ったら、まずは捜索開始、臭いのする(と思われる)方向に向かって走り出します。(実際は紐付きの散歩なのでいつもエギの思い通りにいくわけではありませんけど...)

ママがその状況を許しているときは、猛然とダッシュしていって、突然止まります。ポイントかな?ママには獲物が見えていないことも多々あって、鳥までの距離がわからないのですが、見えてるときの感じからすると、エギは10~15mくらい手前で足が止まり、そこからは常に鳥と同じ距離を保とうとします。

実猟の場合この距離感が適切なのかどうかは分かりませんけど、(根拠はないものの)ちょっと遠すぎる気がして、もう少し距離を詰めようとママが先行しても頑として動きません。フィールドトライアルなんかでみてると、獲物から10m以内くらいには接近してて、ハンドラーが「Go!」とか「行け!」って掛け声かけると飛び込んでいって鳥を飛び立たせているので、見よう見まねで送り出すようにしてみていますけど、なかなか前進しません。エギが追い出すのって、いつも鳥が飛び立つ瞬間でなんです。エギが追い出すというより、鳥が飛び立つから追いかけるという方が正解かも。^^ゞ

まぁね、最大2mの散歩リードに繋がってのことですから、なんとも、なんですが、犬とハンドラーという絵にはなってないな~というのが現状です。あ、3月4月は山荘周辺でちょこちょこ雉と遭遇、4月初めの滞在では、パパが50mのロングリードで勝手に追わせてたみたいですけど。

いずれにせよ、これってちょっとまずいような気がします。繋がれてるから止まるものの、オフ・リードだったらどこまでも追っていっちゃうことでしょう。

なので、目下「待て」のコマンドをぼちぼち練習中です。

今のところリードにテンションがかかる直前で「待て」と声をかけて止まる練習をしています。子犬のころは、ママを引きずり倒さんばかりにぶっ飛んでいても「待て!」といったら止まる犬だったんだけど、今は昔、3回くらい叫ばないと止まりません。(興奮状態のときほどコマンドに反応してほしい状況ですから~^^ゞ)

海外では、上で紹介した記事の筆者含めて、チェックコード(ピンチカラー+ロングリード)とEカラーの併用で訓練を進めるのが割とポピュラーらしいですが、日本ではどうなんでしょうね?

Eカラー、フィールドトライアル系のトレーニングではポピュラーなのかな??エギ繋がりのブリ飼いさんたちは使ってないけど。

ま、いつの日か、野に放つ練習しようか~くらにエギを信用できるようになったら、Eカラーのトレーニングも考えるようになるかもしれませんが、当面はオヤツとボールで「普通の練習」に励みます。(^▽^;)

<久々のガン見ポイント on ヒヨドリ>
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