OPDESで競技会デビューしてみた。^^; [トレーニング・レッスン]
2月に入ってからは冬晴れの日は少なくて、お日様が恋しいオーエギ地方です。立春のポカポカ陽気はあったけど総じて寒々とした日が続いてるイメージです。余寒っていうヤツ?
な、の、に、一度活動開始したダニーたちはもう休眠することはないようで、森林公園とか、街中でも草むらに顔を突っ込むと、たかられちゃうエギーユです。
先週3連休最終日にいった七沢森林公園で、昨日レッスン前にちょこっと歩いたフィールドの外周の道路脇で、それぞれ1匹着きました。忌避剤着けてるからあんまり神経質にならなくてもいいのかもしれないけれど、やっぱり気になります。来週からはグンと春めいてくるそうなので、町内散歩でもたかられそうだ~(/ω\)
<ご町内のワン友ダイス君を誘ってお散歩@七沢森林公園>
さて、前置きが長くなりましたが、本題!
エギ、2月1日に、なぁ~んとOPDESで競技会デビューしました。(^▽^;)
いえ、正確には競技会で本番の環境馴致練習(?!)してきたとうべきかな。なので、ブログのカテゴリーも<トレーニング・レッスン>です。(^^ゞ
新しいスクールに移って2回目のレッスンの時に、スクールが事務局(=主催)となってOPDESのオビディエンスだけの競技会(関東ではOPDESのオビディエンス競技会はアジリティと併催がほとんどです)を開催するので『ステップ1』というクラスに出しましょうといわれたのです。
ステップ1というのは、<ご褒美>を手にして(見せながらもOK!)競技ができるばかりか、決められたエリアで実際に<ご褒美>を与えることが許可されています。そして、競技しながら注意喚起や激励(?)の声掛けをしても良い(それなりに減点はされるのかもしれませんけど...)ことになっています。
というわけで、練習やレッスンではオヤツ持っての作業がだいぶ形になってきて、集中もそれなりというレベルのエギが、本番のリングでどんな反応をするのか見てみましょうということになったわけです。
ママとしても、本格的に競技会デビューする前にこの『ステップ1』で本番体験していく予定でしたので、ちょっと急だな~という感はありましたが、ま、いきなりなので準備もへったくりもなしで出られてかえって気楽かも~と二つ返事で出場を決めました。
しか~し、本番前最後のレッスンで、それまでまぁまぁお行儀よくレッスン受けてたエギ坊、やらかしてくれました!
場外脱走したんです。(;一_一)
こちらのスクール(前にもちょこっと書いたかな?)スチール製のフェンスできっちり囲われてる訳じゃないため、四隅というか、2方向は隣接する竹藪が仕切りになっていまして、その気になれば犬が突破できちゃうのです。
なのでモチロン、エギは基本オン・リードでレッスン受けてますが、一つの課目を終えて次に移り、やり方の説明をうけ(初めてスラロームやるところでした!)、動作に移ろうとしたとき、たまたま左に持っていたリードを右に持ち替えようとしたママがリードを落としてしまいました。
そこまでは作業の合間に、フィールド内に降り立ったり、隣接する畑・公園から聞こえてくる鳥の囀りに気を取られることがあったものの、指示が聞けないような状況ではなくて、見た目も落ち着いていたのですが、いやぁ~こういう時のすばしっこさというか、あっという間でした。
前もってチェックしてあったかのように囲いの隙間目掛けてまっしぐら。しかも、ドタバタ大騒ぎっていう感じじゃないんです。スルスルスル~っと音もなく走り去っていきました。
呼んだときにはもう囲いから出てました。何かに引き付けられていたかのように遠ざかって、草むらの中に消えていきました。
先生はじめ、居合わせた他のスクールの先生や生徒さんたちも加わって探すこと10分くらいでしたか、「いましたよ~!」という声がして、戻ってくるかもしれないのでフィールドで待つよう言われていたママも声のする方へ向かうと、先生にリードを引かれたエギが悪びれた様子もなく、軽やかな足取りで戻って来るところでした。
聞けば、見つけた時には、「もう気が済んだ!」というような表情で佇んでいて、「エギ、お出で!」と声をかけたらやってきたので捕獲したのだとか。距離にしたらフィールドから2~300mの範囲を走り回ってたのでしょうか。この状況で怒っても意味ないからと、エギは特にお咎めなし。(*_ _)
ママ、練習フィールド(里山風なエリアで、台地の上の開けた場所にあります)周辺の地理を把握してなくて、でも車が走ってるのも見えたので車道もあるはずだから、最悪交通事故もあり得るし、今回も不幸中の幸いというしかありません。
スクールにはブリタニーもいて、かつてはフィールド内(外じゃない?!)を走り回るような時期もあったようですが、今じゃしっかり人の指示が聞ける大人ブリということで、先生も「隙間閉じておきます。飼い主さんも “うっかり” のないように」と説諭されてレッスン終了。(やりかけてたスラロームの導入練習をするかと聞かれたものの、なんか気持ちが切れちゃったから次回にしてもらいました)
というわけで、この翌週は我が家の諸事情からレッスン休んだため、場外脱走事件を引き起こしたまま『競技会』の本番を迎えることになったのでした。
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規定では(すべてリード付き)となってますけど、最後の招呼はリードを放すか、用意されたロングリードに付け替えるものの末端を握ることなく作業することになっていて、はい、犬はフリー(=場外脱走しようと思えばできる!!!)です。
開催場所の吉見総合運動公園(1月にアジ競技を見学方々馴致に行きました)は荒川(の支流かな?)沿いのけっこう広い運動公園で、競技エリアは県道間近の多目的広場でして、脱走されたらたまったものじゃありません。
当日までけっこう悩みましたけど、けっきょく出ることにして、受け付け開始時刻よりはだいぶ遅い9時過ぎに会場着。
前もって凡その出番は知らされていましたので、初出陳とあってウォームアップに時間をかけるとしても、待ち時間があまりにも長いと辛いものがあるので(ギュスのデビュー戦@神奈川訓練士会は朝7時に受付して、出番が回ってきたのが夕方4時近く、しかも2時間くらい雨の中リングサイドで待ったんです!)、出番の2時間前くらいを目指して出かけたのでした。
<エギは3番目、11:55スタート予定>
2週間前に場慣らししてたからか、それともオビだけなので会場の雰囲気が落ち着いていたからか、エギもそんなに興奮してなくてヤレヤレと思ったのも束の間…
「また来ちゃった。今日は静かだなぁ。。。」
会場エリアの片隅でディスクを使って遊んでる(テンション上げてる?)ワンコ&飼い主さんがいらして、目ざとく見つけたエギ、「ディスクやるぅ~!」と突進しそうな勢い。
しょうがないから、近くを何度も行ったり来たり、ママに集中するようにテクテク歩き回り、何度目かにロングリードで招呼の練習もしてみました。
すると、ディスクやってる犬に背を向けて呼んだとき、エギ、ママの脇をすり抜けて思いっきりぶっ飛んで行きました。でもロングリードで止まり、呼んだら戻って来ました。
エギ&ママの出番の少し前に、このチームは店じまいして移動したようでしたが、エギ的には「あそこにディスクがある」状態。状況によっては、本番、持たないことになってるロングリードですが、先生から持ってやって構いませんとアドバイス頂いたので、もう成り行き任せじゃ~ケ・セラ・セラ~♪♪ といつものママに戻って出番を待ちました。
<ステップ1のリングを背にして順番待ち中>
まぁね、場外脱走するかも…の件以外でも、今回、エギ&ママチームは、近年人気凋落傾向のオビ競技の「こんなレベルでも楽しめますよ~♪」な客寄せパンダ的役割(笑)を担わせられていたといいますか、先生からは「犬を虐待したりジャッジに噛みついたり(飼い主が??)しないかぎり大抵のことは大目に見てくれます。決められた場所とか気にせずに、バンバンおやつ上げて、とにかく最後までやり切りましょう」と言われてたので、とりあえず脱走だけは阻止しよう、くらいの気持ちでリングに入りました。
申し込み前に規定書とコース図にざっと目を通していたものの、実際のコーンの配置を見たのは本番が初めてで、思っていたよりもゴチャゴチャしてるな~後半は特にコーンだらけだな~しかも招呼のゴールはミニ・コーン(=エギが吸い寄せられて咥えるかも?)だな~と少々テンション下がりつつも、ここは気合だ!とエギを(おやつに?!)集中させて、ついに競技スタート。
チラチラ余所見はあったけど、エギ坊頑張りました!
招呼、逃げませんでした!!!(そこかい。^^ゞ)
ジャッジの講評は、「集中がちょっと足りませんでしたね~あ、集中してなかったわけじゃないんですよ。また出てください」でした。(このレベルでよく出たね~と呆れてかける言葉もない的表情に見えたのはママの気のせい?)
今回はママだけで出かけたため記録画像や動画はありません。(同じスクールから出てたシリウス君とは出番が続いてたのでお互い撮ることもできず…)なので細かいけど文章で記録しておきます。お急ぎの方はスルーしてくださいませ。(∀`*ゞ)エヘヘ
今のスクールに移ってから、停座と伏臥のスタイルを変更中(競技会で見栄えのするビシっ、バシっ、テキパキ動く系!)なんですが、同じく伏せてるのにオヤツ貰えたり貰えなかったりで、エギたん、混乱の真っただ中で当日を迎えたため、停座はなんとかクリアしたけど、伏臥がいかにも自信なさげで左右の前足を揃えないままバタバタっと伏せました。また、ママも「おやつ上げていいですよ」というジャッジの合図とは違う(エギとの)タイミングでおやつ上げました。
左ターンはまだまだ練習中ですが、かなり小回りでキレイに回転できました。
でもその後の速歩・緩歩はまだちゃんと練習してないこともありハチャメチャ。速歩は去年11月くらいから少し練習始めてますが、しっかり集中してスタートから走ると5~6歩は行けるけものの、歩度変更での速歩は顔が下がりますし、緩歩は現状全く形になってません。
さらに脚側最後のスラロームは、直前に付け焼刃でやってみたものの、エギがコーンの側になると集中が切れてコーンの臭いを嗅ぐことも。だけどスラの後が招呼なので、ここで気持ちを切らすのはまずいから、恥も外聞もなく思いっきりオヤツ見せて視線を逸らさないように通過、脚側最後の停座までしっかり集中させることができました。
ここもジャッジの合図とは微妙にずれつつ招呼のエリアに移動。そのまま離れた方が集中が続きそうに思えたけれど、ここはエギを信じてやることができず、用意されていたロングリードに付け替えました。エギの気持ちが切れて来てたけど、でも地面に伸ばしてあるリードをいつでも踏めるような態勢で、マテをかけて5m離れます。
何?呼び込む地点の50cmくらい手前でリードが終わってるじゃん!来なかったらダッシュするしかないな~と腹を括り、「来い!」っと呼びました。
で、これまた脚側にジャンプで入る練習始めたら、これまでいったん正面停座してから脚側についてたのが、このところ直についたり、正面(お尻曲がる!)に来たりと崩れに崩れてるので、目の前に来たところで「あと!」っと追加の指示。ちゃんと脚側に着きました。
はぁ~もう何も言うことはありません。最後までやりきりました。場外脱走で失格だけは免れたかったので、もう上出来です。(*^^)v
「おやつ上げてください!」の指示でオヤツあげたのはもちろんのとこ、い~~~っぱいイイコイイコしました。あ、その前にリードを着けたのは言うまでもありません。(^▽^;)
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出番の後、いったん車に戻ってエギに昼ご飯(朝の残りというのか??)をあげてリングに戻ると、もうステップ1は終了していて、エギ&ママ以降のチームの作業を見ることができなくて、これはとても残念でした。
何故かステップ2・3は出場者がいなくて、ステップ1は割とすぐに結果発表。
<ステップ1の結果>
覚悟してたとはいえ、はぁ~ドンケツでした。
比べちゃいけないと思いつつ、ギュスは同じく2歳1ヶ月のデビュー戦、表彰台だったんだよね。トホホのホ。(*´Д`)
ただね、この結果表、ちょっと「?」なんです。
ゼッケン番号と出場者氏名が一致してないんです。
エギ&ママはNo.3なのにNo.7になってますし、他のチームも全部不一致です。
<出陳目録より>
<『結果』の画像から項目の行とエギの行を抜き出してみました>
<(たぶん?)エギの評価>
更に…
合計(A)というのは脚側全5課目(脚側1・2・3と速歩・緩歩)の合計点のはずなんですが、どうも速歩と緩歩が加算されてないみたいなんです。
しかも、総合計点(単純に全部を足すだけではないらしい)の記載がありません。
こうなるとね、これって本当に正しい結果なの?みたいな。ま、個々の項目の点数からしてエギ&ママのは間違いないと思うけれど、オードリーと出てた時にOPDESの事務作業には何度か泣かされてる身としては、疑念を払拭しきれないのよね。
なんたって、グリーンブック2回紛失されてるし、1度走ってた時には走り終えた時のアナウンスは「ノーミス、クリーンランです」だったのが結果は「失敗1で減点5」になってたり(動画があったので訂正されて順位が引っくり返って表彰台になりました)、他にも不愉快なことがあったので、相変わらずなんだな~みたいな。
OPDESの公式サイトの結果発表がまだ出てなかったから(今日現在)、もしかすると修正されたものが掲載されるかもしれませんが、なんだかなぁ~な気分です。
とまぁ、少々ミソが付きましたけど、不安いっぱいのデビュー戦だったものの、終わってみれば失格することなく、記録(=順位&点数)が残り、エギも気分よくやり切れて、ホッとしました。
今回の出陳は、満を持してのデビュー戦というよりは、今後エギと競技(オビにしろアジにしろ)をしていけるかどうか、エギが本番の環境でどんな精神状態になるのか、ウォームアップはどういう風に持っていけばいいのか、etc. 色々と情報収集するのが目的だからという先生の方針に沿ったものだったので、初期の目的が達成できて良かったです。
で、この先どうするかというと、ステップ1をおやつなしでやり切れるようになったら、その時は本格的に競技会に参戦しようと考えています。OPDESになるのか、JKCになるのか、アジなのか、オビなのか、な~んにも決まってはいないけど、5~6歳までには競技を楽しめるようになるといいな~(*^▽^*)
「ここイイとこだね。今度はいつ来るの?次はディスク忘れないでね!」