大人への階段。 [ブリタニー]
先週末から日中は夏のような陽気がしばらく続き、一昨日は真夏日近くまで気温が上がったのに一晩で一転、昨日から初冬の陽気となったオーエギ地方です。おまけに冷たい雨で、いやぁ~犬も、人間も、シニアな身にはこたえます。近頃じゃ “寒暖差疲労” とかって名前が付いてるらしいですね。=.=;
しかもこの雨、10日くらい続く予想だとか。となると、お散歩がぁ~(>_<)
エギはね、雨だって関係ありませんけど(ママ、何年かぶりにゴアのレインハットと雨具上下着用で歩いてます!)、オーちゃんがねぇ~(/_;)
今年の春、ママが3週間寝込んでオーちゃんの散歩が侭ならず、出勤前のパパが2~30分のちょこっと散歩を頑張ってくれてたのですが、その間に足腰がめっきり衰え、くわえて認知症のような症状が加速したので、犬も高齢になって歩けなくなると認知機能が低下するのかな~なんて思ったり。
とはいっても、冷たい雨だと連れ出すのもなんだかね~ただでさえ足先が氷のように冷たくなりますから。歩けば血行が良くなって少しは改善するのかな?ま、しょうがないです、レインウェア着用で、止み間に出かけるしか。しか~し、それにはエギが静かにお留守番してくれないと・・・お漏らし覚悟で車で出かける??
さてさて、オーちゃんのお散歩事情を嘆くのはこのくらいにして、本日はエギーユが大人へのステップを踏み出したというお話です。ま、これもぼやきみたいなものですから、適当にスルーしてくださいませ。^^;
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7ヶ月齢を過ぎた頃から足を上げてチッコすることが増えていたエギ、9月の中旬くらいからは外では常に足を上げるようになり、排泄後に後肢で蹴る行動も見られるように。また、それに伴ってマーキング的排泄がやたら多くなってきました。
昨今、犬が気ままにマーキングできる生活環境ではありませんので、ここは頑張って教育しなきゃなりません。
それでギュスターヴの時はどうだったのかな~とブログやら覚書やらを辿ってみたら、なんと、タイミング的には全くドンピシャ、この時期でした。ギュスが1月6日、エギが1月3日生まれだから、同じでも不思議はないのかもしれませんけど、超大型犬と中型犬じゃ成長スピードが違うと考えていたので、ちょっとビックリでした。
そうそう、脱線しますが、ギュスの(パピーの)食欲にブレーキがかかったのもこの月齢でしたが、なんと、エギも9月下旬から食べなくなりました。
食べなくなる少し前から、食器を置いて、「待て、よし!」と合図しても口を付けず、何故かオードリーが食べ始めるとモソモソと食べだし、一応完食はしてましたが、まるっきり勢いがなくて、どこか悪いのかな?なんてちょっと心配もしました。でも多分パピー卒業の印しだよね~量を減らして様子見る事にしたのです。
「ボク、食べたくないかもぉ。。」
お散歩でいっぱい運動して、クールダウンの後はゴクゴク牛乳平らげて、キレイキレイ中のご褒美(相変わらず大人しく足洗ったり体拭いたご褒美をせしめてます!)はパクパク食べてるのに、食器に盛られたフードには食欲をそそられないらしい。オヤツ食べすぎ?!
もしかして、ふやかしたフード(まだカリカリ混ぜる割合は2割くらいです。ふやかさないと消化不良傾向です。ここまで来るのに4ヶ月かかってます!)がいやなのかな?と、カリカリをあげてみましたが、これも拒否。
散歩後、ご飯までクレートで待機することになってるエギ、すっ飛んでハウスに入るとご褒美にカリカリフード(トレーニング用の小粒のフード)を数粒もらうのですが、これはガツガツ食べてるんだよねぇ。
食後オードリーの食器を舐めてるので、オードリーの食器であげてみたら、何度かは完食しました。
でもやっぱり食が進まないようだったので、後肢のこともあり、体重が17キロ超えたことだし、フードの減量に踏み切りまして、現在ピーク時より2割まで減らしたところで以前のようにガツガツ食べるようになりました。
ギュスは口を付けなくはならなかったけど、食べ残してたんだよね~でも果物や肉はパクパク食べてたっけ。あ、エギもデザートはしっかり食べてます。なんなんだか。
というわけで、フードの件はパピー卒業ということで一段落。(^^ゞ
それでは話をマーキングに戻します。^^;
ギュスとエギ、オス化(大人化?)のタイミングはほぼ同じ月齢ですけど、オス度(?!)はエギの方が強いのか、曖昧な足上げの期間はとっても短くて、しかも毎度上げるようになってからは、体がのけぞるくらいすっごく高くあげるわ、メチャクチャ頻繁にマーキングするわで、ここはギュスとは大違いで、これちゃんと躾けられるんだろうか?と不安でした。
9月下旬くらいから突然マーキングが激しくなって、とにかく、外へ出るなり(言葉悪いですけど)引っ掛けられる形状の物を物色してはシャーっとやるのです。
行政から「オシッコは水で流しましょう」のお達しが出ていて、そこら中にお触書の看板がかかってますので、500mlのペットボトル2本を満タンにして散歩にでますが、ものの5~600mも行かないうちに空っぽになることもあって、途中の公園で補給しながらのお散歩でした。
とりあえずは人造物(柱状の物や壁、塀、公園のゲートetc.)はリードコントロールしながら、「イケないよ!」って声をかけてスルーするようにしてましたけど、引っ張って立ち去ろうとする瞬間に足を上げて空中に飛ばす始末。点々と飛び散った飛沫を水で流してるそばから、今度は路傍の雑草目掛けてシャー。油断も隙もありゃしない、という具合です。
最初の1週間ほどで、とりあえず人造物にはそんなにかけなくなりましけど、気を抜くとすぐ突進してました。orz
<この手のゲートは通り抜けざまに気を抜くといっちゃうのでピリピリしちゃってました。ーー;>
またまた引き合いにだしますと、ギュスは、家のトイレでしてもしなくても、最初の適当な場所に着くまではしませんでした。そもそも匂い嗅ごうとママを引きずって行くようなことがない犬でした。で、7~8ヶ月齢で足を上げ出してからも、リードさばきにちょっと気を付けて、かけては困るな~と引き気味にすると自然に付いて来ていたので、特にマーキングをコントロールする練習はしませんでした。うん、マナー的には本当に手のかからない犬でした。
でもね~比べたって始まりません。エギはエギ!
エギは、マーキングする前から、朝イチのチッコが何故かチョボっとで、2回目から割とたっぷり目で2~3回続けてする(家のトイレでも屋外でも同じ)パターンでした。一晩中溜まってるのだから、朝イチはたっぷり出るのが当たり前だと思っていたけれど、これも個体差があるようです。
あ、我が家に迎えた14週齢のときから、既に夜間はチッコしませんでした。10時頃すると朝の5~6時まではOKなので、これはとっても助かってます。(オードリーは3歳過ぎ迄、23時くらいにチッコしても朝までもたず午前2時頃にしてました!)
ですから朝イチはたくさん出るはずなんですが、そんなことはないのです。
というわけで、家を出てすぐから1キロくらいまでに12~3回に分けて膀胱を空っぽにし、その後は出るものないのに、それでも臭い嗅いでは足上げて・・・これじゃお散歩全部がマーキングになってしまってちっとも楽しくないし、やっぱりきちんと教えようと気合を入れ直し、この2週間くらいはOK出した場所でだけ臭い嗅ぎをさせ、排泄(=マーキングも兼ねて?!)させるようにしました。
そうはいっても当節フツーの住宅街では憚りなく排泄させられる場所なんてありゃ~しません。
なので、眉をひそめる方もいらっしゃるのは重々承知の上で、草叢や、広い通りの街路樹の根元の潅木の植栽(=下は土)、公園の端の方などでOKしてます。
でもね、我が家の町内には戸建ての分譲団地エリアがありまして、そこは生垣の外側を巾30cmほどのグリーンベルトが取り巻く作りになっていて、そこにサツキやドウダンツツジなどの潅木を植えてるお宅も多いし・・・
歩道の両サイドに潅木帯が続いているケースでも・・・
ここ( ↑ )はどちらも人家ではないから、OKしてないのにいっちゃってもまぁまぁまぁ・・・みたいな。
でもこちら( ↑ )は、片側は人家なので脚側位置を右に替えて歩かなくてはなりません。
また、近隣の散歩となるとコースもそうそうバリエーションはないので、いつも同じ場所でOKしてると、犬が勝手に「ここはいいんだよね~(^^♪」って引っ張って行こうとします。それをリードでコントロールしても、最後に鼻をグイっとひと伸ばしして臭い嗅ごうとしたり・・・お行儀悪い見本みたいな散歩になっちゃいます。
なので、ちょっと離れたエリアの緑道(こことてところ構わず排泄OKではありませんが、事実上マーキング無法地帯?)までいって、そこいら中から他の犬の臭いが漂ってくる中、NGとOKの合図で歩けるように練習しました。
初めはかな~りストレスだったのでしょう、立ち止まってはママに向ってビョンビョン跳び付いてきては抗議してました。でも頑張った甲斐あって10日位で自分勝手な歩き方はしなくなりました。(ま、オマケして、エギが「行ってもいい?」ってアイコンタクトしてくると、お座りさせてから「いいよ!」って許してますけどね。^^;)
そして一昨日の散歩からは、ママがOK出す前に臭い嗅ぎに飛び出す行動がほとんどなくなりました。(^^)v
といっても、こちらがきっちり目配りしてる時限定、顔馴染みと出会って一緒に歩いたりしようものなら、すぐに自分勝手なエギに戻ってしまうので、まだまだ目が放せませんけど。
「ここはかけちゃダメなんだよね。。(._.)」
「えっと、こっちはダイジョブかな?」
というわけで、マーキングの嵐との闘いもちょっと光明が見えてきたところですが、週末はお散歩担当パパだからね~ママほどは厳格じゃないので、月曜の朝が怖いかも。
そうそう、マーキングに執着してる間も、鳥のポインティングは相変わらずでしたが、こちらも少し変化がでています。
サイトポイントだけではなく、臭いで鳥の有無を察知してポイントすることが増えています。
雨の日は鳥たちも梢や茂みに身を寄せてる事が多いのでしょう、散歩の間中エギの鼻がヒクヒク、しきりに浮遊臭を取ろうとしています。で、臭いを取ると足が止まり、ママにはちっとも見えませんけど、抜き足差し足で忍び寄り、とあるタイミングで飛び出し、鳥が飛び立つと後を追いかけようと猛ダッシュ。ここ最近はママが付き合わないから、リードが張って首に力がかかり咽てしまったり、時には(エギが)もんどりうって倒れる事も(足に悪っ!>_<)。
う~ん、ここはなんとかしないと、というわけで、次に取り組む課題ですかね。
「なんかオイラが全部我慢してない?ハイキングっつうのは何時になったら行けるの?」
「エギがちゃんと歩けるようになったらよ!」
「ちゃんとって??」
「エギがちゃんと歩けるようになったらよ!」
「ちゃんとって??」
いやぁ~足の気がかりもあって、このところ爆走も禁止してるし、家でもオーちゃんのトイレや粗相にマーキングしようとするから、ついついバリケン待機が増えてるし、やってらんないよね?
<オーちゃんがトイレした後、シーツを替えても臭い嗅いで印しを付けます!>
そんなストレスが溜まりに溜まってか、先日久々の(半年で3回目?)ヒヤリハット暴走事件を起こしてくれました。
1時間ちょっとの朝散を気分良く終えて、最後に家の近くの小公園でプチ練していたときでした。
「待て」でリードを落として2~3m離れたところでエギが鳥を見つけてポイント。すかさず戻ってリードを踏んでから拾い上げようとした瞬間に鳥が飛び立ちました。
当然エギも飛び出します。
まだリードをしっかり握りしめていなかったため止められず・・・
あっという間に植込みの奥に消えて行きました。2度ばかり「来い!」と声を張り上げましたが、戻ってきませんでした。
そこで少し距離をとりながら、エギの動きに合わせて植込みの間を追いかけてみましたが、冷静に考えたら捕まえられるはずもなく、諦めて広場に戻って待ちました。
道路に飛びださないか心配でしたが、幸い奥のフェンスに行く手を阻まれて、なんとかフェンスの先に回りこもうといったり来たり、そのうちママが仁王立ちしている広場に戻ってきて、ママから1~2mくらいの場所に前足を投げ出すようにバタっと伏せてこちらを見上げました。
有頂天の表情です。まだまだ興奮冷めやらぬ様子だったため、不用意に近付いたら逃げ出しそうだったので、「待て!」と声をかけながら、じりじりと距離を詰めて、なんとか捕獲。そこで、なぜか「いい子だね~♪」と褒めてる私。
う~ん、なんで褒めたんだろう。「待て」してたから??
いやいや、たまたま鳥の飛び去った方角がラッキーだったのと、公園に誰もいなかったから、事無きを得ただけで、ヒヤリハットもいいところです。
これまでの2回の暴走は、1回目はエギが鳥を追って跳びだした瞬間に引き摺り倒されそうになって、状況的に大丈夫と踏んで自らリードを放し、鳥が見えなくなったタイミングで呼び戻したら戻ってきました。(褒めました)
2回目は、とある公園の広場で排便の始末をしていたとき、自分では握っていると思っていたリードを握っていなくて、そこへ公園の入口から小型犬3匹連れた人が入ってきて、30mくらい離れていたのですが、小型犬達が猛烈に吠えていて、「ボクのこと呼んでる!」って勘違いしたエギが走り寄っていっちゃって・・・一度の呼びでは戻らなかったけど、ピーピー鳴るトイで呼んだら戻ってきて、ヤレヤレという状況でした。(怒りも褒めもしませんでした)
以来リードのグリップには相当気をつけているし、ちょっとでもオフリードにするときは、それはそれは気をつけていたのですが、それでもこの有様です。
次は大惨事が待っているかも、です。
なのに、問題は、何故かママの危機意識が薄いことなんです。気付いているのに、どこか抜けてしまいます。やばい。歳のせい??いえいえ、そんなこといってられません。引き締めないと。(*o*);
<大暴走して発散できたぜ~とばかり、帰宅後爆睡中>